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朗読者/キッドマン・バージョンに異議有り?!

世界的なベストセラーともなったベルンハルト・シュリンクの「朗読者」。
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書いた人が弁護士、法学を大学で教えているという感じの小説でしたが
なかなか面白く読みました。
さて、コレが映画化されるのだとか!

このニュースは、日本に行く前に読んでいたのですが
ブログに書くチャンスがありませんでした。
15歳の少年ミヒャエルを演ずるのは、
2006年のベルリン映画祭で注目した「Knallhart」のDavid Kross!
今まで暴力をふるったことも無い、
どちらかというと、
いかにもナイーブないじめられっ子タイプという彼のキャラが
この映画の完成度を高めていましたが
今回の「朗読者」もなかなか適役なのではないでしょうか。。。
もうちょっと若くても良いように思いますが。

で、気になるハンナ役はというと
ニコール・キッドマン。

いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
イメージちがーう!!
私のイメージだとハンナは、ちょっと固太りの36歳で、
化粧っけが無くて、
その動きとかをよーく見ると美人で、意思が強そうで
眉根に縦じわがある、という感じの、ごついドイツ人女性です。

第一、
ニコール・キッドマンが「ハンナ・シュミッツ」じゃないでしょう。
と思ってしまうのですが、どうなのでしょう。
演技力うんぬんではなく、もう見た目とイメージの話ですね。


恋の話、
その後の行動や話は、そういう人でこそ、真実味が感じられるのではないかと。
ここでハンナがあからさまに美人だと、
私の中で全くリアリティが無くなってしまうのです。
勝手な話ですが、ここが、小説や漫画など原作があるものの映画化の難しいところ。
漫画も絵はありますが、実際に人間でビジュアライズするとなると、
さじ加減が難しい。
私は、好きな漫画がアニメ化した時、
男の子の声が想像より野太いというだけで幻滅したことがあるくらいですから。

さてさて。
ニコール・キッドマンは撮影のためにベルリンに来るそうです。
それは何となく楽しみなのですが。
完成はいつ頃かな?キッドマンの演技に期待しましょう。
by berlinbau7 | 2007-11-21 17:34 | 映画、だいたいドイツ


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