バーゼルで時間があったので訪れた「シャウラーガー」。 入口は正面から見ると、小屋?と思わせて、 出口から見ると、なんだか小さな熊のような、モノノケみたいな、 不思議にかわいい建物が建っていて、巨大な白い建物の威圧感を中和させています。 中に入ってみると、シンプルで天井が高く、 ライティングシステムなどがデザイン的にも、機能的にも組み込まれていて、 展覧会を行うことを考え抜かれた建物という感じでした。 ロバート・ゴバーという、けっこう好きなアーティストの30年間の一大回顧展が行われていたのですが これもどれも面白かったので、大満足! 1976年〜2006年までの作品だったのですが、 始まりが、自分が生まれた年なので、 自分が生きてきた時間と、ゴバーの作品の変遷を重ね合わせて見ていきました。 もちろん、あまり好きじゃないな、面白くないな、という作品もあるものの そのほとんどが、「良い!」「なんか好き!」という作品だったのに驚きました。 30年間、 このテンションで作品を作り続け、発表し続けているということが。 ええっ?と言うような物や、こりゃなんじゃ?、 まったく知らなかったものもあって、それも全てひっくるめて、面白かった。 回顧展を見ると、大抵、そのアーティストの人生の変遷などが 勝手に見えて来たりしちゃうこともあるのですが、 この展覧会では、特にその人柄や人についてはあまり見えてこず、 作品の世界だけが見えてきたのも、良かったです。 ・・・しかし、スイスはすごい! というかバーゼルがすごい!小さな街なのに、こんなに充実した美術館がある。 アート・バーゼルを見た時、その内容、クオリティに圧倒されましたが 本当に文化と芸術、美術にお金がたっぷり出されていて、援助されていて また、それを見に来る人たちも沢山いる・・。その事にも圧倒されたのです。 ベルリンと比べる事はできない、 また、比べる事はない、のでしょうが、やっぱり全然違う!と思ってしまいました・・。
by berlinbau7
| 2007-09-03 00:56
| ベルリンのそと
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