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エルンスト・ルビッチ&ピアノ生演奏

昨日は、
エルンスト・ルビッチ監督の映画
『Ehe im Kreise(邦題は結婚哲学)』を見てきました。

そういえば、2006年のドイツ映画祭でも
『ルビッチ再発見』と称して、
エルンスト・ルビッチ監督のドイツ時代の作品が上映されていましたが
これも似たようなプログラムで、
ピアノの生演奏付き!

1927年、
初めてのトーキー映画『ジャズ・シンガー』が出るまで、
映画といえば、オーケストラやピアノの生演奏が付く無声映画。
私が見たエルンスト・ルビッチ監督の映画も
ピアノの生演奏付きの無声映画上映だったのです。
これがステキで!!
エルンスト・ルビッチ&ピアノ生演奏_d0086063_321260.jpg

(ルビッチ監督人形(怖い・・)と、後ろの方にちらりとピアノ)

オランダにいる知り合いが、
無声映画に即興や、オリジナルで音楽をつけるピアノ演奏家を
やっている、という話を聞いてから、
『一度はライブ演奏付きの無声映画を見たいな〜』と思っていたので、
夢が叶いました!

この映画の中では、ピアノを弾くシーンなども盛り込まれており
うまくピアノ演奏と入り交じってなかなか面白かったです。

クスクス笑ってしまうような結婚コメディ。
倦怠期の夫婦と、結婚したてで熱々の夫婦、
その妻を愛してしまっている夫の同僚・・
最後は、『え〜!こ、これで良いのか、あなたたち!』と思う程
簡単にオチがついてしまう(そこも笑える)クラシックなコメディーです。

これにはほとんど、台詞が無く、口がぱくぱく動くのを見ながら
多分『Ich liebe dich』かな〜、とか頭の中で台詞を当てはめて行くのが
面白かったです。

無声映画には活弁士というのもありますが、
これはまだドイツでは見たことがありません。
というか、日本でも見たことはないのですが、
再び『活動弁士』注目を受けているようですね!
サイトやブログなどで色々な方の活動を目にして、
ドイツでも見てみたいなあ〜と思いました。

話芸の面白い人の言葉を聞くのは面白い!
ドイツではコントなどがあまり笑えないので見ないのですが、
面白いなあと思う人もちょこっといて
時々チェックするんですが、言葉の使い方がすごく上手すぎて、
パッと分からなかったりもします。。
センスの良いジョークを、ドイツ語で言えるレベルくらいまで
ドイツ語が上手になると良いのですが・・

まだまだ精進しなくては。
by berlinbau7 | 2007-03-22 03:21 | 映画、だいたいドイツ


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