人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ああ外人局

ここのところ、毎年、
外人局に行ってビザを更新しています。

外人局、Auslaenderbehoerde。
いつ行っても、くら〜い気持ちになる陰鬱な建物で
(そう思うからそう見えるのか?)
駅からてくてく歩く長い道も、何も無い川沿いをひたすら歩くもの。
よーし頑張るぞ、と思って家を出ても、
途中の長い道のりの間に頭がどんどん下向きになってしまいます。

今回は、ビザ更新のためではなく、
ビザ更新のためのアポイントメントを取るために外人局に行って来たのです。
というのも、
アポを取ろうと、1週間何度も電話をかけたのですが、
3種類もある電話番号全てが、何時にかけても
『残念ながら、ただいまお客さまと話し中です。
後でかけ直して下さい』
というテープが流れるだけ。
中央の番号にかけて、『あのー、今日、5時間くらいずっとかけてるんですが
全然つながらないんです』と言っても
『しょうがないですねえ、かけ直してみて下さい』と言われるだけ。
何度か試した後、
親切な感じの人が電話に出たので、
チャンス!と、
事情を話してみると
『ああ、何度かけ直しても、テープになるんですか。
それはねえ、担当の人がオフィスに居ても、電話に出たくない時に
テープをセットしてしまうんですよね。(ってそんなこと肯定していいのか?!)
早めにアポイントを取らねばならないのでしたら、
外人局に直接来て頂く方が良いと思いますよ』
・・・・
仕事に来ているんだったら、何で電話に出ない!
というか、電話に出たくないんだったら、最初から
『電話でのお話時間』を設定して、電話番号を書くな!!

・・・ビザがあと2週間で切れるという間際になって
外人局に電話した私も悪かったけれど(1ヶ月くらい前からやるのが妥当ですかねえ)
外人局には本当に毎回、『まだやるか!』というような目に合わされる。
外人局から、別の局に送ってチェックされるはずだった書類が
半年も忘れられていて、ビザの更新が遅れたり(短いビザをその間は何度も交付され
その度にお金と時間と書類が必要だった)
しかも、その遅れが発覚したのも、
あまりに連絡がないので、電話で問い合わせたからだったり。
(これは、外人局側は隠していたけれど、
別の局に連絡をした時、外人局から●月●日(私が外人局に書類を届けた半年後)
に書類が届いたんですよ、と言われたので、ばれた。
(↑こちらの局は1日で仕事をしてくれた)
外人局の担当、仕事に来て、寝てたのか〜?)

学生ビザで来ていた頃は、
お金を払えば笑顔で更新、と言う感じだったのに
労働ビザはなかなか簡単には行きません。

それでも、まだ私なんかはましな方で、
ロシア人や、韓国人、ベトナム人の友人からの話を聞くと
『そんなにされてドイツに居なきゃいけないの?!』
と涙がにじむような体験も。
まだうまくない言葉尻をつかまれてなんだかんだと言われたりするのは
日常茶飯事。
仕事が決まっていたのに、難癖を付けられて
強制送還になった韓国人学生。(何が理由だったのか未だ不明)
偽装結婚を疑われて、毎年詳細なチェックを受けているロシア人・・。

外人局に
早朝(7時頃)行くと
皆くら〜い顔をして、92年からかかっている色褪せたポスターを眺めている。

しばらくすると、
暖かいコーヒーを配るおばちゃんが現れる。
もちろん有料。

いろんな書類をもってこいと言われるけれど
大抵コピーが必要で、そのコピーを外人局内でやろうとすると
おつりが出ないコピー機だったりする。
顔写真がいらないと言われて、持って行かなかったら、
外人局内の高い証明写真機械でやらされた・・・
(この2つは数年前のことなので、今はどうかわかりません。
お金を引き出す機械もないので、
もろもろ、お金がかかってしまうと、
また遠くまで歩いて銀行を探さねばなりません。
一度、お金がなくて困っていた日本人の人にお金を貸した事もあります)

何度か、色々なドイツ人について来てもらった事があるけれど
皆、足を踏み入れると
『こんな気分の暗くなる建物初めて見た』
とか
『外人相手にあんなにスピード速く話さなくてもいいのに・・』
とかの感想をもらす。

私も、日本の外人局に行った事はない。
ドイツ人もそうなのだろう。

しかしそれにしても・・・。

ぴっかぴかの素敵なビルにしてくれとは言わないから、
せめて、まともに働く人を増やしてくれ〜〜!
と行く度に思うのでした。

はあーーーーー。。。

何度行っても、慣れません。

今回は愚痴愚痴モード。
読んで下さっているかた、すみません。
せっかく天気がいいので、日曜日は、少し楽しい事を考えたいと思います。
by berlinbau7 | 2007-02-24 23:42 | ベルリンのこと


<< 善き人のためのソナタがアカデミ... 桃井かおり監督がアジア映画賞を受賞! >>