カテゴリ:ベルリンのそと( 16 )

アイゼンヒュッテンシュタットで、東独にタイムスリップ。

引越してからというもの
あっという間に時間が過ぎていきます。

先日はアイゼンヒュッテンシュタットに行ってきました。
ポーランド国境にほど近い街は、
東独時代、計画的に作られた産業都市だったといいます。
駅のアナウンスも無い閑散とした駅に降り立ち、
街の地図を見てみると
都市の名前の通り鉄鋼業の街だったこの街には、今も巨大な鉄鋼会社があるよう。
しかし、車から見える古いプラッテンバウは
窓が板で打ち付けられ、ドアが封鎖されている。
その隣に、カラフルにリノベーションされたブラッテンバウがある。
かんかん照りつける夏の日差しが、誰もいない道と
空っぽのビルの寒々しさを一層くっきりと際立たせているようで
ちょっと悲しくなりました。

訪ねて行ったのは、旧保育園を使った
旧東独の日常生活ドキュメンタリーセンター」。
学芸員さんが「よっこいしょ」とオープンの看板を立てかけながら
「どうぞどうぞ」と気さくに招き入れてくれました。
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中は驚くほど見応えたっぷり、
本なども手に取ってみることができるし、音楽や映像も面白いものばかり!
写真は、50年代〜の広告ポスター、
それから旧東独国営航空「インターフルッグ」のグッズです。
特に広告映像は面白いものが多くて、1時間近くも見入ってしまいました。
(ドレスデンにあるHygiene Museumの広告が人形アニメで可愛い!!)
そして、1990年、壁が開いたのに伴って
封鎖が開かれた、フリードリッヒシュトラーセ駅のドキュメンタリーもあり
その映像も最初から最後までじっくり見てしまい、
気付いたら3時間以上もミュージアムで過ごしていました。
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小さなミュージアムで
私が居た3時間の間に、観客は3人(私を含め)だけ。
経営は大丈夫かな?と心配になってしまうのですが、のんびりしたもので
「この辺を歩くんだったら、地図あげますよ」と無料で地図をくれたり
カードをおまけしてくれたり。
広告映像とか、ポスターとか、良い物が沢山あるのに
なぜこれを販売しないんだろう?もっと儲けられそうなのに!
と思いましたが……
商売っけがないところがまた、ちょっと心ひかれる部分でもあります。
東独のプロダクトをアルファベット順に並べた「旧東独のABC」という別館
(というか空き店舗を使った展示)が近くにあり、
また、旧東独の部屋を丸ごと再現する場所も準備中とか。

ベルリンからそれほど遠くないのですが、電車だとちょっと不便なため1日がかり。
でも、旧東独に興味がある人は足を運ぶ価値有り!!です。

いまでも隣に幼稚園があり、
扇風機のぶんぶん回る音しか聞こえないミュージアムの窓の向こうから
子ども達の声が聞こえてきて、東独時代もこんな風だったのかなと、
タイムスリップしたような気持ちになりました。
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by berlinbau7 | 2008-08-11 23:14 | ベルリンのそと

ワンポイント・ドイツ語講座in奄美大島

サイトの扉写真を、半年ぶりくらいに更新させて頂きました。
まったくもって、季節感の無いヤドカリの写真です。

奄美大島で、一番印象的だったことは、
実は「ヤドカリ」でした。

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目の前は海岸という、素晴らしいロケーションにあるホテル
「マリンステイション奄美」に泊まったのですが
(写真はホテルから徒歩数分で見える絶景の岩場)
部屋のお風呂がユニットバスだったので、
毎晩、海の見える五右衛門風呂を予約して、入っていたのです。
初日、
そこのお風呂にのんびり使っていたところ、
カタン、と石がぶつかるような音。
よくよく見てみたら、浜からやってきたヤドカリが、
五右衛門風呂を支える石の部分ですべって、簀の子に落ちています。
じっと見ていると、出てこないのに、
ちょっとよそ見をすると、カサカサと移動。
毎晩訪れるヤドカリが、すっかり気に入ってしまったわけです。

目の前にある海は10月末とあって、泳いでいる人はゼロ。
でも、水温は26度と、ドイツの真夏と変わりません。
せっかく水着を持って来たのだからと泳いだのですが、
ホテルの人や、ガイドさんからも「そろそろ北風が吹いてきて、肌寒い時期なのに」と
言われるほど。かなり珍妙に見えたようです。
「北風」
という言葉から想像される風が、多分、ドイツから来た人と
奄美大島の人では、まったく違うのでしょう……。

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しとしとと柔らかく、温かい雨(に、ベルリンから来た私は感じました)が
降った日には、マングローブの間を、カヌーで巡るツアーに参加しました。
板のような根っこをもつマングローブ、
巨大なガジュマルにひとしきり感激した後、
満ち潮でできた水路を、カヌーでこいで行きました。
うっそうと茂るマングローブと湿度の高い空気、ぬらりとした土からは、
人ではないものが、どこかに住まって居そうな雰囲気が漂って……
うっとり浸っていたら、遠くからゲーム音のようなぴろぴろした音楽が。
「5時の鐘ですよ」
マングローブの風景に全く合わない音楽が、生活に溶け込んでいるふうなのが
シュールでした。
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ガイドさんは奄美大島出身の方。
子どもの時のおやつの定番だったという、黒糖ドーナツ、サーターアンダギーを
作って来て下さり、ごちそうしてくれました!
実のところガイドさんには地元出身者が少ないそう。
外の人の方がその場所に興味があったり、素朴な疑問から情報通になっていったりして
ガイドになる、というのはすごくよく分かりますね。
私も、多分生粋のベルリン子よりベルリンの「情報」は知っていると思いますから。

のんびり起きて朝ご飯を食べたら、Tシャツに半ズボンで散歩。
波打ち際でシュノーケル。
水にプカプカ浮かんだり、砂遊びをしたり。
今年来なかった、ベルリンの夏をすっかり取り戻した気分です。

そして、1つ、新しいドイツ語の言い回しも覚えました。
あまりに水がきれいで、すごい発色の魚が見えるというので
ちょっと船で遠出をし、珊瑚礁のある辺りをシュノーケルで泳ぐという
ツアーに参加しました。
プカーリ、プカーリ。キラキラ光る小魚、珊瑚礁が綺麗だなーと
思ってしばらく波間に浮かんで、上下する波に揺られていたところ……
ううっ
「波酔い」してしまいました。
真青になって吐くまいとする私に、
「海で吐くことを「Fische futtern魚に餌をやる」と言うんだ」と
ワンポイントドイツ語講座。
ありがとう。ひとつ、また知識が増えました。
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by berlinbau7 | 2007-11-17 17:10 | ベルリンのそと

グリューネアレー通り

土曜日の晩、ベルリンに到着致しました。

長袖のトレーナーにカシミアのカーディガン、
皮のショートコート
さらに、
手袋&毛皮のマフラー。

成田空港ではあまりの暑さに
コートもカーディガンも、マフラーも外していましたが
「ベルリンは寒い」と思っていたので、がっつりと着込んでテーゲルに降り立ちました。

機内から空港への階段でも、おお、吐く息が白い!

そして、
空港を出たとたん、びゅびゅーーーーーっ
雪が。
雪があー!!

初雪だそうで、今日も、朝はみぞれから、ぼたん雪へ。
11月の雪はベルリンでは普通ですが、
最高気温が25度で、日中は汗ばむこともあるような場所から、突然0度になったわけで
昨日は1日家にこもって、ひたすらベッドで寝ていました。
今は、暖房を最大級に入れているのに
パソコンを打つ指が寒くて、かじかむほど。安普請の旧東独アパートは、すきま風びゅうびゅうです。



日本から帰ると、
いつも食の嗜好がまったく変わってしまっているのに驚きます。
もともと和食嗜好なのですが、それが、さらに変わります。

昨晩は、無性に昆布茶が飲みたくなって、何度も飲みました。
その前には、うどんのつゆに使っていた昆布茶。実はそのまま飲むのは苦手なくらいでしたが
今は、なんだかとっても美味しい。
梅干しを落として、ほっと暖まります。

ああ、お米が食べたーい!

土曜日の晩に到着して、日曜日はドイツはお休みなので
アジアショップに行くことなど、まったく叶いません。
帰省前に冷蔵庫も空っぽにしていったので、何も無し。

しょうがないので昆布茶で暖まって、インスタントみそ汁を飲んで、
寝て、を繰り返しました。


今回の帰省は
何しろ、分刻みのスケジュール(といっても2時間おきくらいですが)で
普段のんびりぽんとしているベルリン暮らしに慣れている身には、かなり応えました。

コンビニすらゆっくり見る時間が無く、
せっかくチェックしたかった新作グミも、ほとんど見ずじまい。
ただ、
色々なところで、「黒」がきているのを感じました。
洋服とかじゃなくて、食や、コスメなどの分野で。
「黒ごま」「黒糖」「炭」。真っ黒なおまんじゅうや、グミもありました。
うどんにもゴマを練り込み、くずきり、みつ豆、お団子にも黒蜜をかける
黒好きの私は嬉しくて、キヨスクとかで見かけると購入していました。


写真は、神保町でみかけた「ドイツ語」。
お店とか、デザイングッズにはちらほらと見かけたドイツ語ですが、
昔からそこにあったらしき「ドイツ語」に
思わずシャッターを押しました。
ちゃんとウムラウトもついています!
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by berlinbau7 | 2007-11-12 14:22 | ベルリンのそと

シャウラーガー/Schaulager

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バーゼルで時間があったので訪れた「シャウラーガー」。
入口は正面から見ると、小屋?と思わせて、
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出口から見ると、なんだか小さな熊のような、モノノケみたいな、
不思議にかわいい建物が建っていて、巨大な白い建物の威圧感を中和させています。
中に入ってみると、シンプルで天井が高く、
ライティングシステムなどがデザイン的にも、機能的にも組み込まれていて、
展覧会を行うことを考え抜かれた建物という感じでした。

ロバート・ゴバーという、けっこう好きなアーティストの30年間の一大回顧展が行われていたのですが
これもどれも面白かったので、大満足!
1976年〜2006年までの作品だったのですが、
始まりが、自分が生まれた年なので、
自分が生きてきた時間と、ゴバーの作品の変遷を重ね合わせて見ていきました。

もちろん、あまり好きじゃないな、面白くないな、という作品もあるものの
そのほとんどが、「良い!」「なんか好き!」という作品だったのに驚きました。
30年間、
このテンションで作品を作り続け、発表し続けているということが。
ええっ?と言うような物や、こりゃなんじゃ?、
まったく知らなかったものもあって、それも全てひっくるめて、面白かった。

回顧展を見ると、大抵、そのアーティストの人生の変遷などが
勝手に見えて来たりしちゃうこともあるのですが、
この展覧会では、特にその人柄や人についてはあまり見えてこず、
作品の世界だけが見えてきたのも、良かったです。


・・・しかし、スイスはすごい!
というかバーゼルがすごい!小さな街なのに、こんなに充実した美術館がある。
アート・バーゼルを見た時、その内容、クオリティに圧倒されましたが
本当に文化と芸術、美術にお金がたっぷり出されていて、援助されていて
また、それを見に来る人たちも沢山いる・・。その事にも圧倒されたのです。
ベルリンと比べる事はできない、
また、比べる事はない、のでしょうが、やっぱり全然違う!と思ってしまいました・・。
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by berlinbau7 | 2007-09-03 00:56 | ベルリンのそと

フランクフルトで、和風パンを楽しむ・・/イイモリ

フランクフルトに行ってきました。

フランクフルトで泊めてもらった知り合いの人(ドイツ人)から
「多分、日本の人がやっているパン屋さん&カフェがあって……。
イモリ?イナリ?イカリ?そんな名前だと思うのだけれど、
美味しいから行ってみたら」と薦められて行ってみる事にしました。

「日本の人がやっているカフェだとするとイモリはないだろう・・」
と思っていたのですが
「イイモリ」でした。

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天然酵母のパンと抹茶を使ったお菓子が並ぶ可愛いお店!
壁紙もシャンデリアも、ソファーも、
大人のファンシーな「カフェハウス」風。
自動ピアノがBGMを奏でています。

ショーケースにはアンパンや焼きそばパン、メロンパンなんかも!!
ケーキは、ドイツではみかけない「ショートケーキ」があり
どれも日本サイズでかわいいです!
うおー!
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さっそく冷たい抹茶ラテと
抹茶クッキー、黒ごまクッキーを頼んでみました。
相方はコーヒーとアプフェル・シュトルーデル。
抹茶ラテは思った程、甘くなくて美味!
抹茶クッキーは抹茶の味がちょっと薄かったけれど
バターの味がして美味しかったです!
アプフェル・シュトルーデルもレーズンもりんごも
ぎっしり入ってかなりの美味しさ!

13時までは、パン数種類とチーズ、ハム、オレンジジュースがついて
5ユーロというなかなか安い(フランクフルトでは安価!)
朝食ビュッフェもやっているそう。

天然酵母のバゲットもそこそこ美味。
なにより、サイズが巨大じゃないのが良かったです。

私は、パンはどっしりドイツ黒パン、
パリパリの薪窯焼きのパンなんかが好きな方なのですが
柔らかい日本のパンが懐かしいと言う人は、あんぱんやメロンパンなどの
ラインナップは嬉しいですよね♪
私も今度行ったら、試してみたいと思っています。
焼きそばパンは、ドイツ人「パンにヌードルが挟まっているなんて!」
と面白がっていました。

場所は、MMKという現代美術館の斜め前。
マウリツィオ・カテランの展覧会を開催中でした。
この話はまた。

泊めてもらった友達から「日本から送ってもらったんだ」と
チンドン屋の音楽を聴かされ(チンドン屋の説明もしなくてはなりませんでしたが…)
別の場所では日本酒の試飲をたっぷりと・・
すっかり和風を楽しんだフランクフルト滞在でした。
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by berlinbau7 | 2007-08-22 21:25 | ベルリンのそと

ドクメンタ、ミュンスター彫刻プロジェクト

カッセルのドクメンタが5年に1度。
ミュンスターの彫刻プロジェクトが、10年に1度。

今年はドイツ、大規模な国際的アート展覧会が目白押しです!
上の2つのの他にも、「メイド・イン・ジャーマニー」というドイツに拠点を持つアーティストたちを集めた展覧会がハノーバーで開催される他
もう、そこら中で大きな展覧会やフェスティバルが。

2年に1度開催される、ベネツィア・ビエンナーレもあって・・
前回は、1997年に、この3つが揃いました。
美術大学生だったので、友達がこぞってヨーロッパにでかけていました・・・。
あのときはまさか、自分がドイツに住むようになるとは
思ってもみませんでしたが・・住んでいますねえ。。。

というわけで、
明日から、ミュンスター&カッセルに行ってきます!
カッセル2泊3日、ミュンスターはまるまる2日を使ってじっくりと。

ちょっと夏休み気分なので
天気が良いと良いなあと思います♪
では、日曜日まで、
読んで下さっている皆様、さようなら〜〜〜!
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by berlinbau7 | 2007-07-24 04:12 | ベルリンのそと

クナッキー

Knacki〜クナッキー。
かわいらしい言葉のように聞こえますが、これは“囚人”を表すドイツ語の1つ。

友達と、またまた刑務所の話をしていて
びっくりしたことがありました。
『ドイツの終身刑は15年』ということです!
ドイツ語でも、
Lebenslaenglich(一生の長さ)という言葉で示される終身刑。
一生涯刑務所に入っていなければならないのかと
思っていたのですが、15年?!

例えば20歳で入ったとして35歳には社会に出てしまう。
これは終身刑とすると、随分短いように感じられますが、
日本ではもっと短いのだとか。
といっても、
あくまでも、出られる基準。
たいていは20年〜くらいは刑務所内に居なければならないのだそうです。

時々は、3回終身刑、とかいう判決がでることもあります。
3回一生分?って、なんだか変ですが、
ドイツは死刑がないので、死刑に当たるような、一生刑務所、という刑なのでしょう。

スペインの鉄道爆破テロの裁判が続いていますが、
何百人という人が犠牲になった事件なので、
犯人は
3万9千年という刑期を受けるよう、判決が下されたそうです。

そんなの、無理なんですが、要は、刑務所から一生出て来れないように、
ということなのですよね。
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by berlinbau7 | 2007-07-09 21:30 | ベルリンのそと

ハンガリー、グミと女性のこと

急に忙しくなってきました。

自由業なので、暇なときは本当に暇で暇で暇で暇で暇すぎて、
ミニバケツに貯めている、他の国のユーロコインを分別してみたり
(表は同じデザインなのですが、それぞれ国別に違うデザインなので
面白いんです。たまにドイツ以外が混じっていると
おっと思って小さなバケツに放りこんでいたんです。
1セントとかの小銭が案外見つかりません)
とれかかっていたボタン付けをしてみたり。

大掃除するとか、有益な方向に暇つぶしをすればいいのですが、
暇つぶしというのは、なんだか無益なことをしてしまいますね。

本はやたらと読みました。
今年の芥川賞受賞作というのも貸して頂いて読みました。

ブタペストで買ったグミも食べてみました。

スーパーで見たところ
ハンガリーではグミの普及率はドイツと比べ、あまり広くないように思われました。
ドイツならば1段、ずらりとグミが並ぶところ、
グミは真ん中下あたりから始まり、4列くらいで終わってしまいます。
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内容はハリボーとカッチェスというドイツ製品に
ハンガリー語のシールを貼っただけで
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あまり特徴がありませんでしたが、
大きな違いのひとつが、その内容量でした。
ドイツは200g入り、250g入り、そして300g入りなんてのも
普通にスーパーに並んでいます。
が、
ハンガリーではなんと100g入りの小袋がメイン!!
おおお〜〜!!

ドイツはヨーロッパ1の肥満大国という発表があり、
政府は、お菓子に、特別な税金をかけるなどの対策を考えている
とも聞きますが、
値段を上げるより、袋を小さくすれば良いのに・・と
常々思っていました。

ハンガリー人は、
私の観察した限りでは、ドイツ人より痩せ気味のように思いました。
特に女性は、細くて、
独特の服装をしていました。

ミニスカート/ぴちぴちのジーンズ に ピンヒールのハイヒール

一瞬、娼婦でしょうか?と間違えてしまいそうになるほど
化粧が濃いんです。
もちろん、普通の人も居ますけれども、
繁華街に行くと、こういう格好の人がすごく居て
びっくりしました。

ドイツ人の女の子たちは、夏で、涼しげな格好をしていても
こういう雰囲気ではありません。
ぴちぴちジーンズでも、下はぺったんこのサンダルだったり
スニーカーだったりするからでしょうか。

その話を、友達にしたところ、
モスクワでもそうだった。あのかっこう東っぽいよね〜、と
言っていました。
そして、そういうひとの側にいる男性が、
オシャレだったり、似た雰囲気の格好ならまだわかるのですが、
いたって普通、適当なかっこうで、
女性のハンドバッグを持ってあげているのだそうです。

・・?
よくわかりません。

すぐお隣の国なのに、ここまで人の雰囲気が違うんだ、
とあらためて思ったできごとでした。
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by berlinbau7 | 2007-06-03 19:12 | ベルリンのそと

ブタペスト、悲しいはなし。

ブタペストのお話は、
少し時間がたった今やっと、少し落ち着いた気持ちで
書くことができます。
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ぴかままさんも秋に使われると言う
『ブタペスト〜ベルリン間、イージージェット』
ばっちり1時間近く遅れてくれて、
空港からホテルへ直行。

空港から市内へはタクシーやミニバスなどの交通手段があるのですが、
タクシーも、事前にお金の交渉しなければ行けないということで、面倒だったのと
ミニバスだと荷物が多くて大変、ということで、
ホテル〜空港間まで、ユーロ支払いできるタクシーサービスを注文しました。

1時間近くも飛行機は遅れてしまったけれど
嫌な顔1つ見せず、英語ぺらぺらの運転手さんは
とっても親切。スムーズに全てが進んだので
とっても好印象でした。

しかし、町中のタクシーはなかなかの曲者。

まず、メーターが回っていない!
一度使ったタクシーはメーターすら設置していませんでした。
でも、別に白タクというわけではなく、
タクシーのランプもつけていて、電話番号まで書いてあります。
しかし、乗車前に必ず料金の交渉をしなければならない!
『そんな事言っても、相場を知らないのでは
料金を提案するにしても・・』とかなり困ってしまいます。

ホテルの人や、知り合いのハンガリー人たちが
オススメするのは『シティ・タクシー』で、英語ができる交換手が居て
料金もちゃんとメーター制。

でも、
いちいち面倒なので、バスなども使ってみたのですが、
一回乗り換えるごとに新しい切符を買わねばならず、
その切符の自動販売機が、小銭しか受け付けないということで
かなり困ってしまい(チケット代は230フォリントなのですが、
フォリントは200からが札なので、小銭が全然たまらないんです〜!)
結局タクシーを使う事が多くなりました。

バスの停留所やチケットの買い方が分からず
おろおろしていると、英語ができる若者や、
ドイツ語のできる老人たちが、ぱっと寄って来てくれて
『どうしました?』と助けてくれようとするのには、感激。

タクシー運転手さん以外は、街の人たちは親切で優しい、という好印象を持ちました。

しかし!
最後の最後で、やってくれました・・。
最後の日、大勢の人が同時にチェックアウトし、おおわらわの
ホテルのカウンターで、行きと同じユーロ払いのタクシーを注文。

ホテルの支払いを済ませたところで
ホテルの人が『タクシーが着たのですぐ行ってくれ』と急かされ
慌てて支度をしていたら、
『20ユーロ払って下さいね』と言われたのです。
現金でとは言われたけれど、最後、運転手さんに支払うのでしょ?
と尋ねたところ、『私達が手配したので、私に払って欲しい』と言われたのです。

『お金を払うのは良いけど、領収書を書いて下さい』と言うと、
『運転手が書くから』と言う。
『なんか変だな?』と思ったけれど、運転手が来て、すぐ出たいと急かすし、
あわてて駐車場に回ったところ、
ミニバスが止まっていた。
ミニバスには7人近くの人が乗っていて、ぎゅうぎゅう詰め。
『タクシーだと言ったのに・・』と文句も言ってみたけれど
(ミニバスの方が安いので、タクシー値段を払うのは本当は変)
とにかく時間ギリギリだというので、
しょうがなく乗車。

で、空港で降りたところで、領収書を書いて、と言ったら
運転手が『私は領収書を持っていないし、出せない』と!!

ホテルに電話してもらって、
どうなっているんだ、と文句を言うけれど、
向こうは、『タクシーを呼ぶのは私達の仕事じゃない』と言うから
『仕事じゃないなら、お金を取るな!』『お金を受け取ったのはあなたなのだから
領収書を書いてもらわないと困る』
『それは運転手の仕事だ』『運転手が書けないと言っているのだから、
ホテル側が書いてくれないと困る』・・と議論は平行線に・・・。

私がたまたま、
ホテルで20ユーロを受け取った人物の名前を覚えていたので
向こうがしらばっくれようとしたのに、反論できましたが、
結局、こちらは市内に戻って文句を言う事もできないので、部が悪い。

渋々、『1週間後までにベルリンに領収書を送ってください』と譲歩したのですが
『ホテルにはあなたの住所は無いので送れない』
とまで言うのです!!
予約した時に、私の住所も、カードの番号も全て、渡してあるのに!!
きー!

ハンガリーに良く行く知り合いの方が
『共産圏の体質が、そういうところで残っていて、腹が立つ事が多い』と
言っていたのですが、
ほんと、トホホ・・です。
ハンガリー人の友達にも愚痴をこぼしたら
『恥ずかしいことだけれども、そういう人は結構居る』と・・

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・・・私は、腹が立つというより、なんだか、とっても悲しくなりました。
街は面白いところも色々会ったし、美しいなあという風景にも出会い、
街の人たちは、とっても温かな人たちだったというのに・・。

写真は、
知り合いの人の家の屋上から見た、ドナウ川側の国会議事堂。
夜の『くさり橋』です。
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by berlinbau7 | 2007-05-27 21:51 | ベルリンのそと

ウィーン自然史博物館 〜世界10大博物館の巻

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ハンブルクから帰って参りました。
ハンブルクはベルリンに次いで、好きな街の1つ。
よく行っているので、観光的な事をしようという欲は今更無いのですが、
ウィーンはあまり行くチャンスもなく、色々見てみたいところが目白押し。
ほとんど時間がなかったので、まずは、と
ミュージアムが集まる地区へ足を運んでみることにしましたました。
現代美術館では、現在『イヴ・クライン』展と『韓国の現代アート』展を開催中。
あまり興味が持てなかったので、自然史博物館へ。

もともと恐竜、化石、鉱物、そして、変な蝋細工の剥製とかが大好き!
ベルリンの自然史博物館にも行きますし、
日本でもいくつかの自然史博物館などを見ていますが、
ウィーンの自然史博物館は、今まで見た中で一番!といって良い程のすごさでした。

19世紀末に完成したというこの博物館。
女帝マリア・テレジアの夫の鉱物コレクションなどが母体だそう。

まず、広さが半端ではない。
39もの部屋があるのですが、これがまた一部屋一部屋、
天井画、アンティークの飾り棚、古めかしい文字で掲げられたタイトル、蝋細工の剥製、ガラスやプラスチック製の模型などが設置され、ため息が出てしまう程美しい!

鳥類の部屋に、様々な鳥の三半器官の骨を小さなガラス瓶に入れたものが
ずらりと並んでいたのですが、その小さな渦巻きの美しさもさることながら、
アンティークのガラス瓶の、少し歪んだような形の素晴らしさ!
1万種類以上もの昆虫が虫ピンで刺されている棚の、アンティークのプレートの鈍い輝き。
様々なプランクトンを模様のように映し出した窓、ガラス製の透明プランクトン・・
細部細部、さすがオーストリア
ハプスブルク帝国の強大な権力と贅が尽くされているのが感じられるんです。

しかも、展示方法が、凝っています。

ハエの巨大な模型の後ろには、ウィーンのカフェハウスらしい、
ザッハートルテ?みたいなチョコケーキとカフェが。
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プランクトンのコーナーは天井から釣られた
透明な模型が、ライトアップされ、神秘的。
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そして、昆虫コーナーには部屋の角に、どん、と大きな木が。
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木の幹に細い管が通っていて、それが窓の外にまでつながっています。
窓の外には黄色いアクリル板。
何かがざわざわと動いています。

・・・?

あっ
生きた蜂が!
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皆さん、足にたっぷり丸くて黄色い花粉団子をつけて
忙しくせかせかと出たり入ったりしていらっしゃいます。

木の幹の反対側はアクリル板が張られていて、
幹の中に作られた蜂の巣の中での
蜂の生活がじっくり観察できるようになっているのでした。

すごい〜!

いやはや。
じっくり見ていたら、1ヶ月はかかってしまいそうな博物館です。

カフェにも
なぜか豹の剥製が居たりして、
なかなかいいムードでした。
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by berlinbau7 | 2007-05-26 06:34 | ベルリンのそと