19日、
アーセナルでの 「川喜田かしこさんに捧ぐ」のオープニング映画 黒澤明監督の「生きる」 見て来ました。 「いのち短し恋せよおとめ(乙女と書くのかと思っていたら 本当は少女、なんですね)」は知っていましたが、 節付きで最後まで聞いたのは初めてでした! しかしお役所ってどこも……これはドイツのお役所にも言えるかも。。 (特に、ベルリンの外人局。。) そして、 すっごく驚いたのは、金子信雄さんです! 最初キャストの所に名前が出ているのを見て、さてはてどこで何の役だったのか? と思っていたら、息子さんだったんですねえ。 私は、「金子信雄」さんというと「料理番組」のイメージだったので 全然結びつきませんでした。 さて、 オープニングの際には ドイツ映画史家であり、アーセナルの共同創始者でもあり、 ベルリン映画祭のフォーラム部門を2000年まで率いてきた グレゴアさんが開会の辞を読んだのですが その中で、 例えば、ベルリン映画祭で 若手監督や新人の作品を紹介する「フォーラム」部門が始まった時に 現地(日本)で、日本映画を色々見たほうが良いと 川喜田婦人が日本に呼んでくれて、 セレクトされた良い映画をずらり並べて字幕付きで 1日中鑑賞できるように尽力下さった話や、 (!今でもそうらしいです!すごいです!) 川喜田夫妻がドイツ語が堪能で、娘さんもドイツ語を学ぶためにドイツに来た話(しかし、なぜか南ドイツのムルナウに行ったため 飽きてしまい、結局ドイツにはあまり長く滞在されなかったとか) などが紹介されたのですが、 ある時 「ちょうど、東独大使館から招待されているの。 あなたもドイツ人なのだからいらっしゃいよ!」と誘われたという話が 面白かったです。 「いやー、突然現れた西ドイツ人に、向こうは仰天していましたよ(笑)」 マダム川喜田のおおらかさの一面を紹介するようなエピソードでした。 この オマージュ・プログラムは、 1月〜2月まで続きます!
by berlinbau7
| 2008-12-22 03:21
| 映画、だいたいドイツ
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