アイゼンヒュッテンシュタットで、東独にタイムスリップ。

引越してからというもの
あっという間に時間が過ぎていきます。

先日はアイゼンヒュッテンシュタットに行ってきました。
ポーランド国境にほど近い街は、
東独時代、計画的に作られた産業都市だったといいます。
駅のアナウンスも無い閑散とした駅に降り立ち、
街の地図を見てみると
都市の名前の通り鉄鋼業の街だったこの街には、今も巨大な鉄鋼会社があるよう。
しかし、車から見える古いプラッテンバウは
窓が板で打ち付けられ、ドアが封鎖されている。
その隣に、カラフルにリノベーションされたブラッテンバウがある。
かんかん照りつける夏の日差しが、誰もいない道と
空っぽのビルの寒々しさを一層くっきりと際立たせているようで
ちょっと悲しくなりました。

訪ねて行ったのは、旧保育園を使った
旧東独の日常生活ドキュメンタリーセンター」。
学芸員さんが「よっこいしょ」とオープンの看板を立てかけながら
「どうぞどうぞ」と気さくに招き入れてくれました。
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中は驚くほど見応えたっぷり、
本なども手に取ってみることができるし、音楽や映像も面白いものばかり!
写真は、50年代〜の広告ポスター、
それから旧東独国営航空「インターフルッグ」のグッズです。
特に広告映像は面白いものが多くて、1時間近くも見入ってしまいました。
(ドレスデンにあるHygiene Museumの広告が人形アニメで可愛い!!)
そして、1990年、壁が開いたのに伴って
封鎖が開かれた、フリードリッヒシュトラーセ駅のドキュメンタリーもあり
その映像も最初から最後までじっくり見てしまい、
気付いたら3時間以上もミュージアムで過ごしていました。
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小さなミュージアムで
私が居た3時間の間に、観客は3人(私を含め)だけ。
経営は大丈夫かな?と心配になってしまうのですが、のんびりしたもので
「この辺を歩くんだったら、地図あげますよ」と無料で地図をくれたり
カードをおまけしてくれたり。
広告映像とか、ポスターとか、良い物が沢山あるのに
なぜこれを販売しないんだろう?もっと儲けられそうなのに!
と思いましたが……
商売っけがないところがまた、ちょっと心ひかれる部分でもあります。
東独のプロダクトをアルファベット順に並べた「旧東独のABC」という別館
(というか空き店舗を使った展示)が近くにあり、
また、旧東独の部屋を丸ごと再現する場所も準備中とか。

ベルリンからそれほど遠くないのですが、電車だとちょっと不便なため1日がかり。
でも、旧東独に興味がある人は足を運ぶ価値有り!!です。

いまでも隣に幼稚園があり、
扇風機のぶんぶん回る音しか聞こえないミュージアムの窓の向こうから
子ども達の声が聞こえてきて、東独時代もこんな風だったのかなと、
タイムスリップしたような気持ちになりました。
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by berlinbau7 | 2008-08-11 23:14 | ベルリンのそと


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