第5回ベルリンビエンナーレ、終わる。

第5回目のベルリン・ビエンナーレを観に行った。
オープニングの日から
怒濤のように仕事があったので気持ちの余裕がなく
観に行っていなかったのだが、気付いてみれば
もう15日の今日で会期終了!
行った人たちからの評判はいたく悪いものの
やはり自分の目で確かめなければ、とまずは新ナショナルギャラリーに足を運んだ。
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会場は
新ナショナルギャラリー
いつものメイン会場、KW
シンケルパビリオン
と西と東ベルリンの間にできた空き地に彫刻を集めた公園。
夜は夜でイベントを色々やっている。

まずは新ナショナルギャラリーから。
一歩足を踏み入れ、ゆっくりと足を運んで行く。
ぐるりと会場を一周してしまった。
えっ。。。

まずい。
ひっかかる作品がなかったので、うっかりすたすた一周してしまった。
最近、
自分でも作品を作っていないし、
ハンブルガー・バーンホフでのヴォルフガング・ティルマンスの展覧会くらいで
後は博物館やデザインミュージアムの展示ばっかり見ていて
あまりアート作品に触れていない。
自分のココロがアートに対して開かれていないのかもしれない。
もっと、
感覚を研ぎすませて、ゆっくりと見よう。
ゆっくり、ゆっくり。タイトルも見て。
…………。
はっ。
また一周してしまった。
しかも、猛烈に眠い。

ちょっと外に出て一息入れながら、
自分を責める気持ちになってしまった。
どうなんだ、自分。
どの作品からも、言葉が聞こえない。私はアートに対して向き合えなくなったのか。
ぶつぶつと焦燥感にかられていると、一緒に観に行った友達数名がばらばらと出て来た。
『どうしよう、どれも全然面白くないよ。語りかけてくる言葉が聞こえない』
と言うと、
皆が口々に、いや、どれもほとんど面白くない。
今回のビエンナーレ、ほとんど見所無し。
なんじゃあれ
とまでいう。

シンケルパビリオンは、会場自体が面白い場所だったので
作品ともマッチして、まあ足を運んだのは悪くなかったような気がした。
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しかし。
KWはもう少し見られるものもあったよ、という友達の言葉にも
まったく力がわき起こらず、
とりあえずカフェインを入れないと家に帰る気力すらない状況にまで力をしぼりとられ、
コーヒーを一杯飲んで
とぼとぼと家に帰ったのだった。

前回、第4回目はまだ、会場も色々変わった場所を使ったりしていたし、
おっ、と気になるアーティストが見つかった。
マルセル・ファン・エーデンMarcel van Eeden とか、ビエンナーレの後も好きで
ビエンナーレ後も展覧会があれば、足を運んでいる。
ベルギーのアーティスト、クリス・マーティンKris Martinは
ベルリンで見る機会がなかなか無いのが残念だ。
(デュッセルドルフのけっこう好きなギャラリーに所属している)
ビエンナーレの意義なんて難しいことを言う気はないけれど、
単純にもっとがっつり面白いアーティストや作品を見せてほしいなあ。
せっかく
これだけ、アーティストが集まってる街なんだからさ。

勝手に見る側に引きこもった私は思うのでした。
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by berlinbau7 | 2008-06-16 00:36 | ベルリンのこと


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