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Der rote Elvis 赤いエルビス

以前、
ベルリン映画祭で見て、
「今年のベスト!」と書かせて頂いた映画
「Der rote Elvis 赤いエルビス」の公開が始まりました!
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映画の公式サイト

ディーン・リード。
トム・ハンクス主演で彼の人生が映画化されるという話もありますが
(遺族との契約は済んでいるようです)
個人的にはトム・ハンクスがなんとなく苦手なので、微妙な気持ち・・。
スピルバーグ監督が乗り出すと言う話も。
それはそれで、まったく違う切り口の映画にしたてられそうで、
興味もありますけれども・・。

日本でも上映があると良いなあと思います〜!イチオシ!!

「この映画が面白いんだよ!」と周りの友達に触れ回っていたところ、
友達から、
「ディーン・リードの子どもってひとが友達にいるよ」という話がでてきました。
ヴィプケ・リードさんとの間の子どもらしいですが、
お父さんについてはほとんど語りたがらないとか。
最後の妻である、女優レナーテ・ブルーメさんも、お子さんも、
この「赤いエルビス」には登場しません。
これは、トム・ハンクスとの契約に縛られていたからという話です。

この映画の中で、
彼の、理想と夢、でもその理想と夢が、次々頭に浮かんでくるから
なかなかそれを全うできてなかったり、
それに巻き込まれる周りの人たちが感じていた
「スターとしてのディーン・リード」と
「プライベートのディーン・リード」の差が浮き彫りになります。
監督も、ここがすごく興味を持ったところ、と言っていました。

最終的には、東ドイツ内で、秘密警察や政治家との葛藤もあり、
自分が選んだ故郷「東独」に疑問を感じ始めていたり・・
彼自身の中での疑問、ズレ、などもどんどん生まれていたでしょう。
最後、「自分を愛してくれる人がいる国に行く」と発言して出てったと言いますが
それは、いったい、どこの国だったのか・・・・。


彼の出演していた、東独製作のあまりにベタな
マカロニ・ウェスタン
(→ドイツ語ではスパゲッティ・ウェスタン♪)
も、興味があります。どうやらDVDセットがでているようなので、
レンタルビデオ店で探してみようと思っています。
by berlinbau7 | 2007-08-06 03:34 | 映画、だいたいドイツ


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