卒業制作展・イン・元ヴィトラ

昨日は、
『ヴァイセンゼー工芸大学』の卒業制作展をみにいきました。
友達が何人かいるので足を運んだのですが、
もともとはヴィトラ・デザイン・ミュージアムだった、
発電所かなにかの建物の地下室をそのまま使った展示空間は
その空間そのものがなかなか面白く、楽しめました。
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床は穴だらけで、下は砂地が見えていて、
ハイヒールやサンダルの人はけっこう難儀していました。
壁からは、まがりくねった排気管が走っています。
天井からはチェーンが下がっていたり、窓ガラスの向こうは煉瓦で埋められていたり。
作品によっては、なかなか難しい場所だったと思います。

こういう、場所そのもののキャラクター強くてインパクト十分だと、
アート作品も、展示方法をよく練らないと
場所に食われてしまうというか、よく見えなくなるというか・・・。

廃材を使った巨大なフォーマットの作品は
ぼろぼろの空間とあまりにマッチしていて
『これ作品?』というくらいに、風景に馴染んでしまっていたり。
不思議なフォーマットの絵画作品は、
後ろの壁がガタガタなので、
そのフォーマットがキレイに見えてこなかったり。

見せ方として面白かったのは、
金網の向こうにモニターを1つおいて見せていた音楽&ビデオ作品。
フツウにモニターがあるより、イメージが加わって魅力的に感じました。

後、低い天井の穴蔵みたいな場所で
行われていたパフォーマンス。
鉄の重たい扉をぎぃぃぃーと開かないと見られない。
その重たい扉と、ランプが連動していて、
扉を開けると、足を踏み入れようとする人間をランプがこうこうと照らすのです。

中には、4人がけのディナーテーブルがあり、
連動するワイングラス(中に入っているのはワインのように見えたけれど、木いちごのジュースだと言っていました)とスプーン、というマシンが設置されています。
何が連動?
というと
このテーブルについた人は、
強制的に、4人で同時に、スプーンを動かさないといけないという仕組みなんです。
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ワイングラスも、ワインは自分で注げなくて、
グラスを飲み干すと、自動的にまたワインが入ってしまう。

楽しいディナー♪

強制的な食事
という
対照的なイメージがすごく気に入ってしまった作品でした。
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by berlinbau7 | 2007-07-15 23:51 | ベルリンのこと


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