ファティ・アキン監督、河瀬直美監督、受賞!

TVが無いので、ネットのカンヌ速報をチェックしています。
(独/仏共同チャンネルのARTEでは、
ライブでカンヌの授賞式を流しているのですが・・)

今年のカンヌで注目していたのは
河瀬直美さんの新作『殯の森』と
2004年のベルリン映画祭でグランプリを受賞した『gegen die Wand』の
Fatih Akin 監督の最新作です。

河瀬直美さんの作品では、ベルリンでも
97年にカンヌでカメラドール(新人監督賞)を受賞した『萠の朱雀』などが映画館上映
&ARTEでのTV上映もありました。

私は、ARTEで真夜中にやっていた『追憶のダンス』というドキュメント映画を
たまたま見てしまい、すっかり作品の虜になってしまったのです。
『追憶のダンス』は写真評論家の西井一夫氏の、最後の日々をカメラに収めたもの。
カメラの後ろにたつ河瀬さんと、ベットで苦しそうにする西井さんとの距離感、
そして、なぜ、こんなになって居る人にカメラを向けるのか、
という苦しさの中から、それでもやらねば、という、物を作る人間の
むき出しの苦しみが感じられたのです。

そして、先ほど速報を見たところ、
なんと河瀬さんの最新作『殯の森』グランプリを受賞しているではないですか!!!
す、すごい〜〜〜〜!

Fatih Akin監督の『gegen die Wand』は
ドイツに住む、トルコ人の複雑な立場(と簡単に書けないが)を
ものすごいスピードと激情で綴った、痛い映画でした。
この前後に、『離婚した姉を撃ち殺した弟』など
ドイツに住むトルコ人家族の事件があり、
ファンタジーではない、生々しい問題を描いたこの映画に、さらにショックを受けました。
ヨルダンとドイツ人のハーフの女の子と一緒に見に行ったのですが
彼女も、ヨルダンの文化や宗教とドイツの違い、自分の立場など
自分と主人公をかなりだぶらせて見ていたようでした。

監督の最新作『Auf der anderen Seite 』は
ベスト脚本賞を受賞したよう。
ハンブルク生まれのトルコ人であるアキン監督は
この映画も、ドイツとトルコで撮影。
主人公には、
ドイツに不法滞在しているトルコ人や、トルコの血を引くドイツ学教授など、
6人が登場するようです。

公開が楽しみですね〜〜!

河瀬さんの映画は上映されるかな・・・。
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by berlinbau7 | 2007-05-28 05:18 | 映画、だいたいドイツ


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