ベルリン天使の詩 〜 再上映

昨日、
『ベルリン天使の詩』プレミア上映がありました。

えっ、なぜ今ごろ上映?

20周年を記念して、デジタルで処理した映像が
再上映されることになったのです。

ベルリン天使の詩は87年の作品。
当時小学生だったので
映画館で観たことがなく、
TVとDVDでの映像だけだったので、
大スクリーンで観る事ができて感激でした。

天使たちが集まっている
国立図書館のシーン。

そして、壁にむかってずんずんと歩いて行って
すっと、東側に入って行くシーンなどは、
DVDで見たときは、特になんとも思わなかったのですが、
今回大画面で観ると、その画面のすみずみまで、
『ベルリン』という街とそこに住む人たちの姿、空気がたちこめていて
なんだか胸をつかれたような気持ちになりました。

『とてもドイツ語が美しい映画』と
映画評論家の方がおっしゃっていたのですが、
じっと耳をすませていると、確かに
ひとこと、ひとこと、言葉が選び抜かれている感じがしました。
主演女優のドマルタンが話すドイツ語が
フランス訛りで、それがまたなんとも魅力的。
ライブを観るシーンでは、ちらりと日本語も出てきます。


上映前には
主演の2人、オットー・ザンダーと、ブルーノ・ガンツが登場。
主演女優のソルヴェイク・ドマルタンは、今年1月に若くして心臓発作で
亡くなっています。
『彼女が生きていたら、来たかったと思う』とヴェンダース監督。

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そして上映後には、
コスチュームやカメラマンなどの裏方さんなど30名近くを舞台に呼び
まさに『20年ぶりの同窓会』。
こうやって裏方をねぎらうところに、
ヴェンダース監督の素晴らしさを感じました。

これから、ドイツ国内の映画館で
また上映が始まります。

『この映画を撮ったときは、まさか
ここで上映できるとは思っていなかった』とはヴェンダース監督のことば。
プレミア上映は、旧東ベルリンの元ビール醸造所内の映画館で
行われていたのです。

『ポツダム広場がみつからない』..と歩き回る老人。
彼が歩き回っている荒野が、まさか、今ソニーセンターとか
高層ビルが建ち並ぶ、ポツダム広場だなんて!
そういう驚きも楽しめる、再上映でした。
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by berlinbau7 | 2007-05-03 19:46 | 映画、だいたいドイツ


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