戦争映画、ドイツと日本とアメリカで

一昨日、風邪があまりに直らない上、熱も下がらないので、
相方に『ベルリン映画祭&ネット禁止令』を出され、丸1日自宅療養しておりました。

そのかいあって、
昨日は、熱もさがり、吐き気もかなり収まってばっちり!
映画も3本も見て参りました!


昨日までに見た映画は

『硫黄島からの手紙』

戦争映画は基本的に苦手なので、どうするかさんざん迷って見に行った映画。
プレス公開に見に行ったら、会場があまりに満杯で、急遽2つ目の会場をつくるほどの混雑に。
さすがクリント・イーストウッド(?)
硫黄島で、
硫黄のガスがあがる中を
トンネルを掘って立てこもるという作戦で、2万人以上もの兵を死なせてしまった
栗林中将を渡辺謙が演じ、オリンピック馬術競技の金メダリスト、西男爵を伊原剛志が演じた。
ー兵卒を演じた二宮和也の演技がなかなか良くて、驚かされました!!!!
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でも、映画自体は、うーん、戦争映画・・。
戦争に反対なのだろうとは思う訳ですが、
アメリカにも日本にも遠慮して良い顔見せようと撮っている感じがして
私は『2本作ってるんだから、はっきりした方が良いのでは?』と思いました。
後、戦時中なのに、皆鉛筆が削りたてで下ろしたてとかサマツな事が
気になって・・(どうでも良い事なんですが)


『Die Faelscher』偽造者
強制収容所内にあったという偽札製造所の話。
ドイツから見た映画で、ドイツがユダヤ人に対して行った悪い面だけを拡張するような描き方をせず、
“人間的な”ドイツ軍人も描き、かつ、アーティスティックに描いた
と高く評価されたらしい映画。
確かに、90年代までのハリウッド映画といえば、
悪者がでてくれば全部ナチ。
インディージョーンズとかでも、ナチの残党が出て来て
ハイル・ヒットラー、とやると、手のところに火傷が・・なんてシーンがあったことを思い出します。

ドイツ国内でも、もちろん、戦争を肯定する映画はもちろんのこと
ドイツについてなるべく良い面をかかず、いかに悪いことをしたのかをせつせつと描くことに
力がいれられていました。
それを、この映画では、例えば、カーニバルを収容者と一緒に祝ったりとか
そんなシーンも盛り込んでいたりするわけです。

映画館を出たところで、怒り狂っている人が居ました。

私は、今回の映画の意義うんぬんはわかりません。
でも、単純に、面白くない映画だと思いました。
ドイツ映画なのに、ハリウッドっぽい要素を盛り込みすぎなんじゃないかな?
というのが不満点のひとつ。

ファンである、アウグスト・ディールが、
持ち味の、卑怯者っぽい良さを出さず、ただのヒーローっぽいという役柄の薄さが
もうひとつ。
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でした。


『武士の一分』
山田洋次監督作品は苦手、苦手と言いつつ、
見に行ったのは、友達が『たそがれ清兵衛』が良かったと聞いたからです。
何もコメントは無し。山田洋次監督らしい映画でした。
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by berlinbau7 | 2007-02-14 15:03 | 映画、だいたいドイツ


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