エルツ地方の伝統工業が危機にさらされてる?!

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ありちゅんさんのところでも話題になっていた
エルツゲビルゲ〜エルツ山脈、エルツ地方の木の玩具。
特に、 Raeucher- Maennchenよばれる煙出し人形は有名です。
下のほうにお香をつけておくと、
ぽかーんと丸くあいた口からぷかぷかと煙がでるという玩具。

なかなか可愛いんですが
これが高いんです!
全て手作業ですから、しょうがないんですが・・
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ところが。
このエルツ地方の、これらの玩具を作ることで有名な街、ザイフェンで
中国産の『ばったもんエルツゲビルゲ』を売る店がオープンして
騒ぎになっています。

値段は半分から3分の1くらいだとか?!
そんな店が、街の真ん中にできたら、昔ながらの伝統的な作り方をしている玩具を売っている店は大損害。
店の店主はザイフェン出身者ではありません。
このヨソモノが、店を開こうとして、まず店舗を探した時、
街中の不動産から、まずは閉め出しをくらったそうです。
(当たり前ですね)
それでも、大金を積めば、もちろん貸す人は出てくる訳で。

ちゃんとクリスマス時期に間に合うようにオープンしたそう。
オープン日には車が傷つけられるなどの嫌がらせがあったとか。
(でも、やった人の気持ちはわかる)

店主さんは
『グローバル化のどこが悪い』と
開き直っていて、(こーゆーのをグローバル化って言う??)
その上、店は満員御礼。

さて、
『メイド・イン・チャイナ・エルツゲビルゲ』

『メイド・イン・エルツゲビルゲ、ホンモノ』が
違いがあるかというと、

私がみたところ、
テッカテカに表面のラッカー加工が光っているのが中国製。
色も全体的にけばけばしい。

ホンモノはしっとりした光沢があります。

そして、
中国製は首などの小さな部品が取れやすい、
くるみ割り人形は、それでクルミが割れない(人形が壊れる)
ピラミッド(ドレスデンのところに書いた、ロウソクの熱で回転する玩具)は
回転がうまくいかない

などの問題があります。

でも、
でも、
ホンモノ高いから、
やっぱり、
安物を買ってしまう人の気持ちもわからないではない。
でも、
そんな安売りのバッタもんを売る店を、
何もその場所にオープンしなくても良いじゃないか!という気持ちもある。
伝統的な手工業。
職人さんたちの仕事を奪う恐れもあるのだ。

むずかしいものだ・・。

写真は、
カーデーヴェーで売っている『ザイフェン製のホンモノ(証明書付き)』。
中でも
今時の面白いのを色々撮ってみました。
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歯医者さんのくるみ割り人形とか、
サッカーファンとか、
パンクした自転車のタイヤを持ってる自転車乗りとか。

個人的には
『お役所』『デスクワーク』な煙出し人形がお気に入り。
『未処理』『処理』にわけられた書類が山積みになってて・・

『休憩中』っていうのも、ドイツらしくて良いです。
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by berlinbau7 | 2006-12-20 14:59 | ドイツのこと


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