週末、
下の豚ちゃんがあった クリスマス市を覗きにいくため、 グリューネヴァルトまで行ってきました。 グリューネヴァルト駅には、 『Gleis 17』17番線があります。 これは、 ベルリン市内に数多く設置されている ホロコースト慰霊碑のひとつ。 クリスチャン・ボルタンスキーの、『失われた家』のインスタレーションや ミハ・ウルマンの焚書広場の『からっぽの図書館』のように アーティストの作品、というわけではなく、 乗車したユダヤ人の数、 場所、 日付、 行き先が ただ、 記録として刻まれた鉄の板が プラットフォームのように続いていく とても静かな慰霊碑です。 ベルリンから、アウシュヴィッツ、テレジンといった強制収容所に 何千人ものユダヤ人を乗せ、走っていった列車。 その列車の名前、日付、行き先、人数が刻まれた鉄の板が ながく、プラットフォームのように続いていきます。 その駅には屋根がなく、線路の向こうには何も遮るものはありません。 ただ続いていく空と、閑散とした風景。 このむこうに、何千人もの命を飲み込む闇が広がっていた時があるのだなあと 思いました。 別の日にですが、 ユダヤ・ミュージアムで行われている クリスマス・マーケットならぬ、ハヌカ・マルクトを見てきました! ユダヤ教徒の祝う、クリスマスのようなお祭りです。 入る時、 やはり厳重なボディチェックと、持ち物検査を受けました。 戦争からは何十年もの時が過ぎたけれど、 いまだに テロや脅迫などが消えていない事を、 思い知らされるのです。
by berlinbau7
| 2006-12-05 18:05
| ベルリンのこと
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