ラシャペルとアマンダ・ルポール〜自分に満足すること

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デヴィット・ラシャペルの展覧会を見てきました。
デヴィット・ラシャペルは目に痛いほどの強烈な色彩使いが、強い印象を与えるフォトグラファー。
広告、インタビュー記事の写真から、
最近は、映画『RIZE』の監督も手掛け、プロモーションビデオなどまで活動の範囲を広げているようです。

写真は、
ラシャペルのミューズ的存在、『アマンダ・ルポール

うおー!足がキレイです!
長くて、すらりとしてて、でもただ細いわけじゃなくって・・。

感激してたら、同行者に『Transvetitiはみんな、足に気を使ってるもんだよ』と一喝。
はは〜。
アマンダ・ルポールはそう、トランスセクシャルなんです。

私はとにかく
足が!!
足が!
キレイなのにひきつけられて、写真をみるより、彼女ばかり見ていました。
肌も光り輝くように真っ白なんです〜。
真珠色というんですか。
うわー!

そして、やはり
8センチはあろうかという細いピンヒール!
やはり、この足にはこの靴!という靴を選んでくれています。

ドイツ人とイタリア人のハーフだそうですが、
ドイツ人らしいところはほとんどありません。
とにかく、強烈にツクリモノっぽいのです。

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そのツクリモノ〜の世界がデヴィット・ラシャペルの世界にも、そのまんま当てはまります。
私が彼の写真を初めて見たのは、
リル・キムを撮影したもので、ヒールが1m以上はありそうな、黄色いエナメルのコギャル靴を履いた
リル・キムが立っているもの。
ちょうどこのころ、3mヒールの靴を作品で作ったことがあったので、
おおっ!と惹き付けられました。

でも、その強烈なツクリモノっぽさは、写真1枚見る分には耐えられるんですが
展覧会などでずーっと見せられると、気持ちが悪くなってきます。
でも、強い。
彩度がものすごく高い、作り込まれた世界が、強烈に目に飛び込んでくる。
良い、悪いで判断する世界ではなく
ひたすら強烈。
私には、長時間見るにはキツすぎる、好きじゃない世界、でしたが・・。

ドイツ/フランス共同の面白いTV局
ARTEで、ラシャペルのドキュメンタリーが放映されていたのを見たことがあるのですが
そこで、
ラシャペルは
アマンダに惹かれる理由を
『私は、こんなにも自分の体に、人生に、満足している人間を、他に知らない』と
表現していました。

私が、
あの体になりたいか、と言われたら
わかりません。
美人になりたいなあとか、キレイな足がほしいなあと思っても
じゃあ,脂肪吸引しよう!とか、胸にシリコン入れたい!とは思いません。
でも、
自分の体、自分の人生、自分に100%満足してる!
と言いきれもしないのです。

どんな形であれ、自分の体に、人生に満足しているのはすばらしい

光り輝く彼女の足を眺めながら、
ぼんやりと思ってしまったのでした。


ディヴィット・ラシャペル展覧会 „Men, War & Peace”は、
ベルリン、動物園駅裏手にある、ヘルムート・ニュートンの写真美術館にて
来年5月まで開催中です。
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by berlinbau7 | 2006-12-02 15:40 | ベルリンのこと


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