苦情王Telekom 〜独裁者の末期〜

『ドイツ・テレコム』

もともとは国営の電話会社だったこの会社は
ドイツに住む人なら一度は、苦情を言ったことはあるであろうというひどい会社だ。

なんといってもサービスが悪い。

一例を挙げると
引越の際に電話を引かねばならない時。
アポイントをとりつけるのだが、
その日はまず、丸一日家に居なければならない場合が多い。
というのも、テレコムが時間指定をしてこないからだ。
会社に行く人でも、しょうがないので1日休みをとらねばならない。
で、休みをとって、朝から、待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
来ない。

どうなってるんだ!と、次の日お客さまセンターに携帯電話から電話する。
待たされる。
ポポポ・ポポンというおなじみのメロディーが
耳について離れなくなるまで待たされる。
携帯電話の料金が不安になるほど待たされる。
あげく、
電話口に出て来たおばちゃんはあやまりもせず
『担当者に連絡して別のアポイントを入れてもらいます。
でも、担当人数が少ないので、次のアポは2週間後くらいになります』
3週間以上待たされた人もいるし、
日本人の友達は
『聞いていた住所に伺ったが、見つからなかった。
だいたい変な名前だから、見つけにくいんだ』と言われたそうだ。

失礼にも程がある。

私は、昔はドイツにきたばかりで右も左もわからなかったのでだまって従ったが、
今の家に来た時は、ネットがつなげないと仕事にならないので、
長く苦情を言い立てた。
お客さまセンターのおばちゃんは
謝りもせず
『じゃあ、レンタル携帯電話がいま、お得ですよ』

言いやがったので
いま、携帯からかけてるんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
と電話を壊しそうになった。
・・

長く迷ったあげく、ついに、
電話、インターネットともに『ARCOR』に乗り換える事にした。
テレコムとの契約を解除し、次の日、
『ARCOR』からの手紙にあった朝8時。
8時5分に、電話をかけてみる。
おおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっ!

つながったじゃないか〜〜〜〜〜〜〜!

感激で思わず涙が・・。
いや、
これが、当たり前なんだけれどね。
『ARCOR』も決してサービスが良くはない。
『これからお客になろうという人』用の電話は瞬時につながるが
『もうお客の人』には何度かけてもつながらなかったり
(だから、私は、何か問題がある時は『これからお客になる人』用の電話にかけて
相談し、転送してもらう。)
『ARCOR』センターのアルバイトらしき人が
ちゃんと情報を把握していなかったり・・
例えば、
Macの、OS9を持っている友達は、
センターの人に『ARCOR』に乗り換えたいと相談したところ
『大丈夫です。そのバージョンは対応しています』
と安請け合いされ、乗り換えたが、ネットにつなげず、
今、4ヶ月ほど、ネットを使っても居ないのに
ネット料金を払わされている。

ドイツは、Macユーザーが本当に少ないので、
サービスセンターの人たちは、Macについて本当に知らない事が多い。
それを知っていたので、私は、
事前に『ARCOR』の店にいってパンフレットなどを集めて
入念にチェックし、電話問い合わせなどをし、
OS10に乗り換えてから、『ARCOR』に乗り換えた。

ただ、これらの問題をもつ『ARCOR』やら
『Alice』(ここも評判が悪い)だが、
テレコムとは大きな違いがある。
テレコムは、もともと国営企業だったことにあぐらをかき、
それでもお客は来る、とタカをくくっていたのだ。
『ARCOR』などの後発の会社は、ちょっと悪い噂が立つなり、
サービス向上をすぐアピールし始め、多少改善された。

しかし!
ついに!
ドイツ・テレコムも、大改善に乗り出さねばならなくなったようだ。

今年だけで、なんと150万人がテレコムから別の会社に乗り換えたのだ。
150万人!すごい数である。
今年だけで!

というわけで、今週、会社社長が交代した。
新しい社長はレネ・オーバーマンといって、
もともとテレコムの携帯電話『T-Mobile』の社長だった人物。
『サービス向上、お客さまに満足いただける会社』を目指すらしい。
というか、
それって当たり前!!!

国営会社のころからの、いわゆるお役人体質の人たちが
持ち越されていたようなのだが、これらの人たちの首切り(や、早い引退)
をする予定でもあるようだ。

しかし、
『人が足りないので、アポイントをドタキャン』する
と言っていたテレコム、
これ以上人を減らしてサービスを向上させることなんてできるの?

まあ、頑張ってください。

私は、もう信用しないけどね。
[PR]
by berlinbau7 | 2006-11-16 14:35 | ドイツのこと


<< クリスマスの準備 聖マルティンの日 >>